2025年8月更新
自社・他者の知的財産権を尊重し、知的財産活動を通して当社の経営に貢献する。
事業ポートフォリオ変革によるスペシャリティ・メガトレンド・サステナビリティの3要素をそなえた新事業創出、他社との共創による新市場開拓において、知的財産の獲得を進め、デンカグループの無形資産価値向上を図り、また意思決定の場面で知的財産情報等を活用(IPランドスケープ※)していきます。
当社は、前経営計画Denka Value-Up期間(2018年~2022年)に事業のグローバル化に合わせ海外特許比率を高め、事業毎に必要な知財ポートフォリオの構築を進めました。
また、事業ポートフォリオ変革に貢献すべく、獲得した知的資産をより効率的に活用するために2021年よりIPランドスケープ活動を導入しました。
当社は、経営計画「Mission 2030」の目標達成に向けて、経営基盤を強化し、事業価値創造に貢献すべく以下の知的財産活動を推進します。
①事業を推進するための無形資産の獲得と活用
②協業企業先やM&A候補先の選定に役立つ情報提供
③新規事業創出に向けたIPランドスケープ活動
項目 | 範囲 | 単位 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特許保有数・保有割合 | 特許保有数 | 計 | 本体 | 件 | 5,757 | 5,525 | 6,473 | 6,382 |
国内 | 本体 | 件 | 2,485 | 2,446 | 2,604 | 2,692 | ||
海外 | 本体 | 件 | 3,272 | 3,079 | 3,869 | 3,690 | ||
特許保有割合 | 国内 | 本体 | % | 43% | 44% | 40% | 42% | |
海外 | 本体 | % | 57% | 56% | 60% | 58% | ||
事業部門別国内外特許保有数 | 国内 | 計 | 本体 | 件 | - | - | 2,589 | 2,692 |
電子・先端プロダクツ部門 | 本体 | 件 | - | - | 968 | 1,059 | ||
ライフイノベーション部門 | 本体 | 件 | - | - | 196 | 194 | ||
エラストマー・インフラソリューション部門 | 本体 | 件 | - | - | 957 | 849 | ||
ポリマーソリューション部門 | 本体 | 件 | - | - | 250 | 280 | ||
基礎研究・次世代研究テーマ | 本体 | 件 | - | - | 218 | 310 | ||
海外 | 計 | 本体 | 件 | - | - | 3,823 | 3,690 | |
電子・先端プロダクツ部門 | 本体 | 件 | - | - | 1,695 | 1,690 | ||
ライフイノベーション部門 | 本体 | 件 | - | - | 635 | 547 | ||
エラストマー・インフラソリューション部門 | 本体 | 件 | - | - | 717 | 615 | ||
ポリマーソリューション部門 | 本体 | 件 | - | - | 444 | 424 | ||
基礎研究・次世代研究テーマ | 本体 | 件 | - | - | 332 | 414 |
また、各事業における国内外特許保有数を示します。エラストマー・インフラソリューション部門は、インフラ関連事業において国内市場を主とするため国内特許保有割合が高いです。一方で、グローバルに事業を展開している電子・先端プロダクツ部門、ライフイノベーション部門は、海外特許保有比率を高めています。また、基礎研究・次世代研究テーマなど、長期的な視野での成果が期待される研究に関する特許も将来市場を予測して外国特許保有数割合を高めています。今後は、IPランドスケープの取組みにより短期に事業成長が図れるよう無形資産の活用による差別化、当社の強みが活かせるパートナー探しを積極的に進め、新市場創出、市場拡大を目指します。
2019年10月制定、2023年7月1日改定 デンカは、国内外のデンカグループの全役職員がデンカグループ倫理規定に沿って行動できるようにするため...
デンカが作成する「リーガル・ハザードマップ」では、デンカグループ各事業に係わる法分野を10種類程度選定して、グループ全体のコンプライアンスリスクの...
法務部は、「リーガル・ハザードマップ」に基づき、あらゆる腐敗行為を禁止する「ビジネス行動基準」が定めるコンプライアンス全般に関...
デンカは、情報セキュリティに関する国際規格であるISO27001に沿って、「情報セキュリティ・ICTガバナンス関連のグループポリシーとして、「情報...