2024年9月更新
自社・他者の知的財産権を尊重し、知的財産活動を通して当社の経営に貢献する。
事業ポートフォリオ変革によるスペシャリティ・メガトレンド・サステナビリティの3要素をそなえた新事業創出、他社との共創による新市場開拓において、知的財産の獲得を進め、デンカグループの無形資産価値向上を図り、また意思決定の場面で知的財産情報等を活用(IPランドスケープ※)していきます。
当社は、前経営計画Denka Value-Up期間(2018年~2022年)に事業のグローバル化に合わせ海外特許比率を高め、事業毎に必要な知財ポートフォリオの構築を進めました。
また、事業ポートフォリオ変革に貢献すべく、獲得した知的資産をより効率的に活用するために2021年よりIPランドスケープ活動を導入しました。
当社は、経営計画「Mission 2030」の目標達成に向けて、経営基盤を強化し、事業価値創造に貢献すべく以下の知的財産活動を推進します。
①事業を推進するための無形資産の獲得と活用
②協業企業先やM&A候補先の選定に役立つ情報提供
③新規事業創出に向けたIPランドスケープ活動
当社の国内外特許保有件数、保有割合を示したグラフです。当社の外国特許保有割合が、2023年末には59.8%となりました。
事業部門別国内外特許保有数
当社の国内外特許保有数・保有割合
また、各事業における国内外特許保有数を示します。エラストマー・インフラソリューション部門は、インフラ関連事業において国内市場を主とするため国内特許保有割合が高いです。一方で、グローバルに事業を展開している電子・先端プロダクツ部門(外国特許保有割合63%)、ライフイノベーション部門(外国特許保有割合76%)は、海外特許保有比率を高めています。また、基礎研究・次世代研究テーマなど、長期的な視野での成果が期待される研究に関する特許も将来市場を予測して外国特許保有数割合を高めています。今後は、IPランドスケープの取組みにより短期に事業成長が図れるよう無形資産の活用による差別化、当社の強みが活かせるパートナー探しを積極的に進め、新市場創出、市場拡大を目指します。
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