Environmental Preservation 環境の保全

環境方針

2023年3月更新

環境方針

地球環境への配慮

デンカは、世界の化学工業が推進している、レスポンシブル・ケアを軸に、地球環境保全に取り組んでいます。化学メーカーの責務として、環境負荷抑制への厳格な管理を行うとともに、省資源・省エネルギーへの弛まぬ技術革新に努めております。

基本方針

地球温暖化等の環境問題が人類や生態系の存続を脅かす最重要課題として意識を高める状況下、サステナビリティーの追求は、企業が社会的責任を果たし事業を継続するための大前提であると同時に、製品競争力の向上や新たな事業機会の創出をもたらす機会とも位置付けられる。
こうした認識のもとで当社は、経営計画「Mission 2030」で描かれているサステナブルな事業価値の創造を目指し、「2050年カーボンニュートラルの実現」「資源循環の促進」「環境保全・環境負荷の最小化」に取り組んでいく。また同時に、「LCAの観点から環境負荷低減に資する製品・技術の提供」を進めていく。
項目毎に掲げたKPIの実現を通して、地球環境保全への貢献と企業価値の向上を実現する。

2023年度の活動方針

経営計画「Mission 2030」に則って、2023年度は、2030年度のCO2排出量(スコープ1・2)2013年度比60%削減に向けた、事業所毎の削減計画策定と推進体制の整備を進める。

RC世界憲章(2014年版)への支持

当社はICCA(国際化学工業協会協議会)が提唱するレスポンシブル・ケア世界憲章(2014年版)に2014年12月9日に署名し、世界の化学メーカーとともにレスポンシブル・ケアの原則への支持と、実践することを表明しています。

2022年度 レスポンシブル・ケア(RC)活動方針(環境関連)

「レスポンシブル・ケア世界憲章」の下、社会との的確な対話を図り、コンプライアンスの徹底、環境汚染の防止に努め、持続可能な社会の実現に向けた環境保護への貢献を果たすべく、原料から製造・保管・物流・使用・廃棄まで、全てに関わるRC活動を推進し、社会的責任を遂行してまいります。

[重点実施項目]
省エネルギー推進
  1. 生産技術の改善検討会を軸に、技術課題の早期解決と新たなテーマ探索を推進する。
  2. 早期実績化を図るため、補助金制度を有効に活用する。
事業所毎の主要テーマ
  1. 青海工場:クロロプレン排水の臭気低減、及びモノマーの大気排出低減
  2. 千葉工場:化学物質の有害性情報に応じたVOC排出量の計画的削減
再エネ特措法に基づく賦課金の特例措置の認定

当社とデンカ高純度ガス株式会社は、再エネ特措法に基づく賦課金の特例措置の認定を受けるに当たり、経済産業大臣に対して省エネ投資計画を提出し、これを実行しています。

  • デンカ高純度ガス株式会社
    福岡県大牟田市新開町1(大牟田工場内)
    設立:1984年10月16日
    資本金:5,000万円
    当社出資比率:60%(連結子会社)
    事業内容:各種ガス・液化ガスの製造・販売
デンカ株式会社 CSR・広報室, デンカ株式会社 IR室
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環境方針

環境方針

地球環境への配慮 デンカは、世界の化学工業が推進している、レスポンシブル・ケアを軸に、地球環境保全に取り組んでいます。化学メーカーの責務とし...

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カーボンニュートラルに向けた取り組み

カーボンニュートラルに向けた取り組み

デンカグループは、2050年度までのカーボンニュートラルの実現に向けた動きを加速させます。生産活動に伴う環境負荷を把握し、精力的に対応を進めてまい...

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カーボンニュートラルに向けた取り組み

環境経営の考え方

2050年度の「CO2排出ネットゼロ」を目指す 2030年度においても2013年度比50%削減 デンカグループは、社会や生態系が将来にわた...

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温室効果ガス排出量削減に向けた取り組みと削減目標

温室効果ガス排出量削減に向けた取り組みと削減目標

温室効果ガス排出量削減に向けた取り組み 当社は、パリ協定が掲げる2℃未満目標を念頭に置いて、自社での温室効果ガス排出量(Scope1+Sco...

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TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)への賛同

TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)への賛同

デンカグループは2020年9月にTCFDへの賛同を表明し、同コンソーシアムに参画しました。TCFDの提言で示されてい...

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気候変動のリスクと機会

気候変動のリスクと機会

リスクと機会の対応 気候変動がもたらすリスクと機会について、気温上昇1.5℃未満(グラスゴー気候合意)・4℃(現状成り行き)のシナリ...

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GXリーグへの参画

GXリーグへの参画

当社は、経済産業省が公表した「GXリーグ基本構想」への賛同を2022年度から表明しておりましたが、この度2023年度より...

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クリーンエネルギーの取組み

クリーンエネルギーの取組み

再生可能エネルギーの拡大と環境負荷の少ない発電技術の導入 デンカは100有余年にわたって再生可能エネルギーの利用に取り組んでいます。水...

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クリーンエネルギーの取組み

電力の取り組み

青海工場周辺の水力発電所と最大出力 自家用発電所 最大出力(2022年8月現在) ...

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環境エネルギー関連等補助金

環境エネルギー関連等補助金

環境エネルギー関連等補助金の活用 補助金制度を積極的に活用し、省エネルギー・環境負荷低減に取組んでいます。 特に経済産業省「エネルギー使用...

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環境汚染防止に関する方針

環境汚染防止に関する方針

デンカは、グループ各社の生産設備などから排出される環境負荷物質を的確に把握し、継続的な削減に取り組んでいます。対象物質は、CO2などの温室効果ガス...

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TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)への対応

TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)への対応

自然環境との共生は、気候変動対応と並び持続可能な社会の確立に向けてその重要性が高まっており、国際的な情報開示の枠組みづくりが本格化しています。 ...

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水資源保全

水資源

背景 限りある水資源は、気候変動とともにグローバルな課題として認識されています。事業所から海・河川などの公共用水域への排出水について水質...

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循環型社会実現への貢献(ゼロエミッション活動)

循環型社会実現への貢献(ゼロエミッション活動)

当社青海工場セメントプラント(新潟県糸魚川市)では、原料および熱エネルギーとして使用している天然鉱物の一部を廃棄物・副産物に置き換えることでセメン...

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プラスチック問題の取り組み

プラスチック問題の取り組み

デンカグループは、合成樹脂の素材からポリマーの加工・成型までにわたる一貫した製造設備と製品開発力を持つ強みを活かして、地球環境負荷低減とプラスチッ...

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環境会計

環境会計

環境保全コスト 2022年度の環境投資の主要項目は、環境負荷低減対策(26%)、省エネルギー設備の導入などに伴う地球環境保全コスト(73%)...

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主な環境負荷の状況

主な環境負荷の状況

主な環境負荷の状況(2022年度の全事業所合計(カッコ内は2021年度))

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2022年度環境パフォーマンスデータ

2022年度環境パフォーマンスデータ

CO2排出量 2022年度は、主力である大牟田工場や千葉工場が減産し、CO2排出量は大幅に減少しました。2023年度も、各製造プラント...

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事業所別環境パフォーマンスデータ

事業所別環境パフォーマンスデータ

2022年度 主な物質の排出量及び水利用量の割合 青海工場 ...