2025年4月更新
ステークホルダーの皆様には、日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
近年の不確実性の高い国際情勢の中では、企業によるグローバルな社会課題の解決が重要視される一方、金融市場においてもESG投資が増加しており、持続可能な社会の実現に向けた幅広い対応が企業に求められております。
私たちデンカグループは、サステナビリティを巡る課題に対応する基本方針として「デンカグループ ESG 基本方針」を掲げるとともに、2023年度よりスタートした経営計画「Mission 2030」では、当社のマテリアリティ(経営重要課題)に連動した事業価値創造、人財価値創造、経営価値創造の3つの成長戦略を推進し、事業活動におけるサステナビリティの追求と経営基盤の強化に取り組んでいます。
一方、SDGsにおいては、「Mission2030」の目標達成により実現を目指す、「持続可能な社会への貢献」において、SDGs 17のゴール(目標)とターゲット(達成基準)とのつながりを明確化しております。
特に化学業界に身を置く当社にとって、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みは単なる社会的な責任の履行に留まらず、今後の事業継続において必要不可欠であると捉えています。 その一環として、2025年には2026年から義務化されるGXリーグ内でのCO2排出量取引に対応するため「Denka GXロードマップ」を策定し、これを着実に実行してまいります。
加えて、人財価値創造における重要な方針の一つ、「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの推進」を実践するものとして、タウンホールミーティングの実施などを通じて心理的安全性の高い職場づくりに取り組んでいます。また、女性管理職のパネルディスカッションや、共働き共育てをしている社員のサポートなどを通じて、多様な考え方を持った社員一人ひとりが活躍できる環境を整え、大きなイノベーションを創出できる社内文化を醸成してまいります。
デンカはこれからも、「化学の力で世界をよりよくするスペシャリストになる。」というパーパスのもと、世界に誇れる化学で、人々の暮らしと社会に貢献し続けます。皆さまには、今後ともご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
代表取締役社長(CEO)石田 郁雄
ステークホルダーの皆様には、日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 近年の不確実性の高い国際情勢の中では、...