2023年10月20日更新
デンカグループは、無機、有機の各種素材から電子材料、医薬に至る幅広い分野で事業展開しており、これらの多様な製品に関し、経営計画Mission2030と連携した品質方針を定め、品質保証活動を展開しています。
当社および持分法適用関連会社が製造・販売する樹脂製品において、第三者認証や部品登録に関する不適切行為が判明しました。この事態を重く受け止め、社外有識者による外部調査委員会の指導の下、徹底的な調査と再発防止対策を促進しております。今後、デンカグループ品質保証ポリシー等規程類の見直しを行い、グループ全体としてより一層の品質コンプライアンス強化に努め、信頼回復に全力で取り組んで参ります。
当社は本社、事業部門、工場それぞれに品質保証部門を設置しています。この3つの品質保証部門の有機的な連携を図り、デンカグループの全体的な品質レベル向上を推進しています。
SDGsなどによる社会的ニーズの変化やお客様の品質向上要求対応の中で、各製品の品質リスクは変化しています。これらのリスクへの対応の一環として、市場環境面及びビジネス環境面からの品質リスク評価を毎年見直すとともに、リスク内容や大きさに応じた品質リスク低減のための取り組みを計画的に行っています。
化学物質に関する国内外の法改正情報を常日頃より収集・監視しています。法改正への適合のため製品の成分や生産プロセスに変更が必要な場合には、迅速かつ適切な対応に努めています。
信頼される製品とサービスを提供するため、品質管理システムの整備を促進しています。
顧客クレーム情報を統合・管理し継続的な品質改善につなげる『苦情管理システム』、化学物質に関する情報から製品安全につなげる『化学物質管理システム』などにより、管理レベルを高度化し、より一層の品質向上と製品安全確保に努めています。