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2018年

「デンカレポート 2018 」第三者意見

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特定非営利活動法人 循環型社会研究会理事 山口民雄氏より「デンカレポート2018」に対する第三者意見をいただきました。                 

特定非営利活動法人 循環型社会研究会
理事 山口民雄氏 

価値創造ストーリーの成就を期待させる取り組み事例が豊富


本第三者意見は“フルレポート”を対象に執筆しています。執筆に際しては原稿を拝見、コメントを提出し、その対応をいただいています。対応は非常に真摯なものであり、85の項目を関係部門にフィードバックして回答されています。報告書作成プロセスを取り組み強化に活かす好例といえます。 
 本報告書は「初の統合報告書」となっていますが、某調査では 2013 年版の「CSR 報告書」から統合報告書としています。これは、CSR 報告書とはいえ「統合報告書の流れを意識して」(2013 年版編集方針)将来志向の価値創造に紙幅を割いているためと考えます。そのため、「初の」とはいえない蓄積が本報告書には反映しています。 

 統合報告書の中核は、組織がどのように価値を創造するかを説明することにありますが、本報告書では、まず、社長メッセージで 5 カ年の価値創造ストーリー「Denka Value-Up」の骨格が語られ、本文ではその裏付けが丁寧に記載されています。こうした記載手法は初めてではありませんが、相互理解に導く優れた構成といえます。また、このストーリーを全社員で共有するために動画、座談会、ポスター、発表会など様々な浸透活動が報告されており、ストーリーの成就を期待させます。また、今回からコーポレート部門による編集委員会が組織されました。編集委員会での議論は、さまざまな視点からのビジネスモデルの再定義に発展することは必至で、このプロセスが統合思考を醸成させることでしょう。統合思考は、「価値を創出するプロセスの複雑さ全体を、継続的に把握すること」であり、統合報告には欠かせません。

 一方、長期ビジョンあるいは「ありたい姿」が明確に示されていないのは残念です。長期が何年であるかは一概に示すことは困難ですが、業界のビジネスサイクルを考慮し可能な限りの長期を目指していただきたいと思います。中期経営計画 3~4 期が妥当なのではないでしょうか。長期ビジョンからバックキャスティングした中期経営計画はより説得力を持ちます。 

本報告書では、CSR 情報や環境パフォーマンスなどを加えて“フルレポート”としています。ESG 投資がメインストリーム化しつつある現在、ESG 情報に注目が集まり、価値創造との関係性に関心が寄せられていることからこうした追加は高く評価できます。冊子が統合報告書としての要件を満たしていますので、“フルレポート”として詳細な ESG 情報を包含するのではなく、「ESG データブック」など別媒体とされたらいかがでしょうか。また、「デンカのESG経営」を打ち出し10の項目が示されています。私は非財務情報を未財務情報と捉えていますので、今後、これら項目の改善がどのように財務に影響してくるのかを示されると ESG 経営がより鮮明になると考えます。コメントの回答には「利益を生む事業活動がESGとどのようにつながるかを説明することが課題」とありますので、記載を期待しています。

 また、マテリアリティ 13 項目も選定プロセスも含め報告され、13 項目に沿って取り組み、成果が記載されています。読者の思考回路に沿っており、よく整理された報告といえましょう。ただ、このマテリアリティは CSR の最重要課題でGRI の推奨する手法に準じたものです。一方、IIRC フレームワークでは「事象が、短、中、長期の組織の価値創造能力に実質的な影響を与える場合、重要性がある」と定義しています。私は、前者は課題選択型、後者は価値創造能力型と認識しています。貴社は明確に「価値創造ストーリー」を描かれていますので後者に則り特定され、価値創造との関係性を明らかにされることを期待します。 

 SDGs への取り組みは、多くの企業で既存の取り組みと目標を紐づけた記載が目立ちます。このことは、世界の動向とのベクトルを確認することで重要ですが、SDGs の特色である「アウトサイド・イン」アプローチ(社会課題起点)によるリスクマネジメントと機会創出のレベルにまで進むべきです。貴社においては、従来から社会課題を強く認識し、ソリューションを提供されてきましたので、169 のターゲットにまで深堀され、新たなフロンティアを切り開くことを期待します。 

循環型社会研究会:次世代に継承すべき自然生態系と調和した社会の在り方を地球的視点から考察し、地域における市民、事業者、行政の循環型社会形成に向けた取り組みの研究、支援、実践を行うことを目的とする市民団体。研究会内のCSRワークシ ョップで、CSR のあるべき姿を研究し、提言している。   URL: http://junkanken.com/  
株式会社ディ・エフ・エフ, デンカ株式会社 CSR・広報室, デンカ株式会社 IR室
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